418.韓鶴子総裁御言選集4 文鮮明先生が見た韓鶴子総裁
第4巻 第18回
第5部 真の父母宣布と清平摂理
真のお母様の生涯 概観 5
真の父母宣布と清平摂理
「統一教会の創始者であられる文鮮明牧師とその妻である私は、真の父母の立場で歴史的なすべてのサタン側の讒訴条件を担い、子女たちの解放のために神様と一体となり、苦難の世界的な蕩減の道を歩んできました」
真のお母様は、1992年4月10日、「世界平和女性連合」創設大会の基調演説を通じて、このように世の前に「真の父母」を宣布なさった。第二次世界大戦後、キリスト教を中心としてアメリカが責任を果たせなかった基盤を再び取り戻すために、21年間の再蕩減路程を自ら歩まれ、世界史的な勝利の伝統を立てられた真のお父様と、歴史的な女性代表として勝利した真のお母様が人類の真の父母であることを宣布されたのである。
そして、真のお父様は、1992年8月24日、世界の前・現職国家元首をはじめとする各界指導者が参加する中で開催された第1回「世界文化体育大典」の祝賀晩餐会で、「私は今年7月初めに、韓国の5大都市で開催された『世界平和女性連合』指導者大会において、私と私の妻である韓鶴子総裁は人類の真の父母であり、救世主であり、再臨主であり、メシヤであることを宣布しました」と明らかにすることによって、世界的次元の真の父母宣布がなされた。
真の父母宣布
真のお父様は、真の父母と再臨主を宣布した基台の上で、1993年1月3日、新約時代完成と成約時代の出発を宣言され、5月から43ヵ国115ヵ都市で「真の父母と成約時代」を発表する巡回講演会を開催された。真のお父様と共に真のお母様が、名実共に人類の真の父母であると宣布された中で、旧約と新約を越える新たな時代、すなわち成約時代の到来を満天下に明らかにされたのである。真の父母様がこのように真の父母宣布をすることができたのは、実体的に長子権と父母権を復帰する蕩減路程を経て勝利なさったからである。
その代表的な例が、真の父母様が北朝鮮政府の公式招請により、1991年11月30日に北朝鮮の朝鮮民航特別機便で北朝鮮を訪問し、金日成主席と談判されたのである。真のお父様は、1991年12月1日、平壌の万寿台議事堂で、「主体思想は南北の統一思想となり得ず、統一祖国は『神主義』、『頭翼思想』でなければならない」と強調されながら、真の愛だけが南北統一と世界平和を実現し得る核心であるという要旨で、「神主義Jの真髄を力説された。
真の父母様は、12月5日に共同声明書と経済協力に関する合意書に署名された後に、真のお父様の故郷である定州の生家を訪問なさり、北朝鮮訪問7日目の12月6日に、咸境南道興南の麻田主席公館で、金日成との歴史的な会談をもたれた。それ以降、韓国と北朝鮮の間には、「南北間の和解と不可侵、そして交流協力に関する合意書」の署名と、「韓半島非核化に関する共同宣言」、「離散家族の対面」など、画期的な変化が現れた。
真のお父様は、「金日成主席との出会いは、エサウとヤコブの出会いではなく、偽りの父母と真の父母の出会いである」と明言された。これにより、真の父母様は、神様の真の愛によって偽りの父母である金日成まで自然屈伏させることによって、勝利的父母権を蕩減復帰なさり、これを土台に真の父母宣布をなさることができた。
特に、真のお母様を中心に開幕した女性時代は、成約摂理の勝利と結実につながった。1999年3月21日の3億6000万家庭の祝福と天使長ルーシェルの降伏に続き、5月30日、世界80ヵ都市での真の家庭世界化前進大会の勝利を土台として、真の父母様東西洋(地球星)勝利祝賀宣布式をもたれ、6月14日、真の父母様天宙勝利祝賀宣布大会で、真のお父様は、真のお母様が天に対して真の子女の使命、夫に対して真の妻の使命、子女に対して真の父母の使命を果たすことによって、人類の母として勝利した路程を褒め称えられながら、表彰牌を授与なさった。
清平摂理
真の父母様は1960年代から人種・文化・宗教・国境などを超越して、世界の人々が共に集まって暮らす理想共同体のモデルを築くために、京畿道加平郡の清平湖一帯を中心に多くの精誠を尽くされた。特に、釣りとテント生活によって精誠を尽くしながら、清平一帯の土地を購入し、摂理の基盤とされた。
真の父母様は、1971年7月12日、京幾道加平郡雪岳面松山里一帯に清平修錬所を建てられたのに続き、1999年11月7日、全世界の食口を教育する、国際的規模の天宙清平修錬苑を完工し、奉献式を執り行われた。特に、2006年6月13日には「天宙平和の王真の父母様 天正宮博物館入宮・戴冠式」を通して、神様が主権をもって万事を主管し得る主人の中の主人、王の中の王となられ、億兆蒼生が永遠に共存、共生できる天国理想圏の本宮を奉献し、新たな時代を開かれた。
真の父母様は天宙的勝利圏を土台に、霊界の興進様と大母様を中心として1995年に始まった清平の役事を通じて悪霊を分立し、1999年から天宙清平修錬苑で、直系7代の先祖をはじめとして解怨式を行うようにされた。真の父母様は、先祖たちが地獄にいたとしても、真の父母様の特権によって祝福をする時代的な恵沢圏に入っているので、彼らが解怨式と祝福式を経て地上に再臨し、子孫に協助するようになれば、天国に行くことができると語られた。
霊界解放のために、1995年8月25日の36万家庭祝福結婚式以降、数回にわたって、霊人に対する祝福式を共に進行なさった。特に36万家庭祝福結婚式の前日の未明に、忠父様と忠母様、大兄様、そして大母様の家庭に対する祝福結婚式をなさったのに続き、1997年11月29日の4000万家庭祝福結婚式で、霊界祝福式を主管された。同年12月1日に霊界祝福開門宣布式をなさったのに続き、1998年6月13日の3億6000万家庭祝福結婚式の当時、聖人と悪魔に対する祝福も共になされた。このように霊人に対する祝福式が行われることによって、霊界の地獄が解放され、すべての霊人が天国に行く道が開かれるようになったのである。
真のお母様は、2016年天暦5月27日(陽7.1)、天正宮博物館で天苑団地を「孝情(HJ)天苑」と命名された。HJ天苑は、神様が夢見てこられた天のエデンの園であると語られながら、大々的に孝情天苑団地を造成する計画を宣言された。
孝情天苑の清平摂理は、第1段階が清平修錬苑の原聖殿が建てられた1971年から始まり、興進様と洪順愛大母様の霊的役事がなされた1995年から第2段階に入った。第3段階は、真の父母様霊肉界直接主管時代が開かれた2014年から始まった。この時から、真の父母様が霊肉共に天宙を直接主管する実体時代を開いていかれながら、清平摂理を陣頭指揮された。